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Author: 今 岡 忠 嗣 最新記事
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2016年、つるバラの冬剪定・誘引を、ビフォア~アフターで紹介します。
つるバラ剪定・誘引(ビフォア・アフター) 1 つるバラの誘引は、「壁面・トレリス」、「パーゴラ」「オベリスク・ポール」等があります。 最も簡便・容易なものは、平面的で枝の重なりが少なく、つるの解きと誘引が簡単な「壁面・トレリス」、最も作業が困難なものは、枝が重なり、全てを一度解いてから巻き上げる「オベリスク・ポール」です。 写真のつるバラは、立ち上げ部はオベリスク、上部はアーチとなっており、難易度は、最も高い部類と言えます。 バラは、両サイドから、「フェリシテペルペチュ(オールド・伸長4㍍)」を絡ませており、作業は、丸一日を要しました。 ビフォアに比べると、枝の更新も含めて、かなり太い枝も間引き、半分近くになりました。 写真の右上部に、少し突出した枝が残っていますが、これは、完全なシンメトリーは味気ないことから、わざとアクセントとして残したものです。 「剪定は、剪ることと覚えたり」と言うべきでしょうか。 開花の写真は、昨春(2015年)のもので、今春の開花が、楽しみです。 ![]() 【 剪定後 】 ![]() 【 剪定前 】 ![]() 【 剪定途中 】 ![]() 【 剪定枝 】 ![]() 【 昨春の開花 】 つるバラ剪定・誘引(ビフォア・アフター) 2 「アンジェラ」のパーゴラ仕立てで、ここは来園者の記念撮影人気スポットとなっています。 春バラ開花後の7月に、天井部を「しつけ剪定」しています。 開花後に、しつけ剪定を行っておくと、枝の下部から、ほどよいシュートが多く発生し、また冬剪定の手間も少なくて済みます。 開花している写真は、昨春5月20日の状況です。 ![]() 【 剪定後 】 ![]() 【 剪定前 】 ![]() 【 昨春の開花 】 つるバラ剪定・誘引(ビフォア・アフター) 3 「安曇野」のポール仕立てです。 安曇野は、一季咲きのミニのつるバラで、小輪一重の花が円錐状の房咲になり、とても花付きが良いバラです。 シュートは、細くしなやかで、細かなトゲがありますが、とても扱いやすく、どのような仕立て方にも合致します。 当園では、約200坪、320本のセンターコートに、電柱古材を利用してポール仕立てとし、シンボルローズ的存在です。 剪定前の写真でおわかりと思いますが、花後に中段で「しつけ剪定」を行って、中・下段からのシュートの発生数を増やしています。 剪定・誘引は、シュートの1/3程度を更新するため、一端全てのシュートを解いて巻き直しますので、4時間ほどかかりました。 開花時の写真は、昨春5月28日の様子です。 ![]() 【 剪定後 】 ![]() 【 剪定前 】 ![]() 【 昨春の開花 】 つるバラ剪定・誘引(ビフォア・アフター) 4 「キング」のオベリスク仕立てです。 一季咲きのつるバラで、花径3㎝ほどの小輪、ポンポン咲き。 多花性で、花持ちも良好、樹勢は旺盛でベーサルシュートもとても良く発生します。 また、枝はしなやかで、トゲはほとんどありませんので、非常に扱いやすいバラで、耐病性も極めて高く、無農薬でも育てられるなど、初心者にうってつけです。 花びらの写真は、このキングのものです。 ![]() 【 剪定後 】 ![]() 【 剪定前 】 ![]() 【 昨春の開花 】 ![]() 【 花弁の絨毯 】 つるバラ剪定・誘引(ビフォア・アフター) 5 「ピエール・ドゥ・ロンサール」のパーゴラ仕立てです。 ラージクライマーで、弱い返り咲き、花は、中心部かピンクで外側に行くほど白くなるロゼット咲き。 現在、日本では、グラハム・トーマス(ER)と並び、最も人気の高いつるバラで、2006年に世界バラ会連合の「栄誉の殿堂入り」した名花です。 ただ、枝が硬くトゲが強いこと、植え付け後数年でベーサルシュートが発生しにくくなることなど、やや扱いにくいところが玉にキズと言えます。 パーゴラは、菜園への通路も兼ねており、天井部を屋根型とし、ダークブルーで着色しています。 開花の写真は、昨春の5月20日のものです。 ![]() 【 剪定後 】 ![]() 【 剪定前 】 ![]() 【 昨春の開花 】 つるバラ剪定・誘引(ビフォア・アフター) 6 「グラハム・トーマス」の壁面仕立てです。 イングリッシュローズを代表するバラで、2009年に世界バラ会連合の「栄誉の殿堂入り」した名花です。 シュラブであり、木立バラとしても仕立てられますが、つるバラとして扱う方が、見応えがあります。 枝はトゲが少なく、細くしなやかで、誘引はしやすいですが、花枝(ステムが」がやや長く、開花時のバランスは今ひとつです。 壁面にワイヤーを張り、扇型に誘引していますが、最も簡単な方法であり、2時間ほどで作業を終えました。 開花の写真は、昨春5月23日の様子です。 ![]() 【 剪定後 】 ![]() 【 剪定前 】 ![]() 【 昨春の開花 】 つるバラ剪定・誘引(ビフォア・アフター) 7 「アルベリック・バルビエ」のアーチ仕立てです。 オールドローズで一季咲き、ツルが4.5㍍も伸長するラージクライマー。 成木になるとベーサルシュートが発生しにくくなり、やや剪定に工夫が必要です。 花は重みでやや下垂することから、下から見上げる位置に誘引すると見応えがあります。 耐病性は極めて高く、無農薬でも栽培できます。 アーチは幅が2.3㍍ある大型ですが、菜園への入り口にあるため、来園者の通行はなく、誘引は、わざと、ゆるめに伸ばしています。 開花写真は、昨春5月24日です。 ![]() 【 剪定後 】 ![]() 【 剪定前 】 ![]() 【 昨春の開花 】 つるバラ剪定・誘引(ビフォア・アフター) 8 「ハイルヘンブロー」のポール仕立てです。 爽やかなブルーの花を溢れるように咲かせます。 次々とシュートを出すため、冬に短めに剪定しても花をつけることから、どのような仕立て方にも向きます。 開花の写真は、昨春 5月28日のものです。 ![]() 【 剪定後 】 ![]() 【 剪定前 】 ![]() 【 昨春の開花 】 つるバラ剪定・誘引(ビフォア・アフター) 9 「つる桜霞」の壁面仕立てです。 フロリバンダ「桜霞」の枝変わりで、返り咲き。 小輪で、つるはしなやか、当園で壁面に誘引しいますが、ローズポールや小型のアーチなど、多様な誘引が可能です。 ただ、耐病性は高くないことから、定期的な防除が必要です。 開花の写真は、左上が「つる桜霞」です。 ![]() 【 剪定後 】 ![]() 【 剪定前 】 ![]() 【 昨春の開花 】 つるバラ剪定・誘引(ビフォア・アフター) 10 「安曇野」のトレリス仕立てです。 安曇野は、一季咲きのミニのつるバラで、とても花付きが良いバラです。 シュートは、細くしなやかで、とても扱いやすく、この株はガゼボの腰板(ラティス)に誘引していますが、この他、ローズポールにも仕立てています。 開花写真は、昨春、5月24日です。 ![]() 【 剪定後 】 ![]() 【 昨春の開花 】 |
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